Skip to content

山奥で暮らす。ひとをもてなす。ひとり好きのひ好き

ここ数日、うちにひとが来ることが多い。田舎の山奥に住む私にとって、うちにひとが来ることはとても嬉しい。

何せこの集落には30代の私を除いてはみな70代。一様に親切にしてはくれるが、親よりも年かさの彼ら。たまには年の近いひとたちと話したくなるものだ。

さて、ひとが来るとなると考えるのは食事のこと。何せ山奥。食事ができるところはない。必然的にうちで食べることになるのだ。料理は好きだし、メニューを考えるのも楽しい。

あの人はこれが好きかな、

冷蔵庫に何があったっけ、

あの子はひとり暮らしだから栄養のつくもの食べさせてあげたいな、

この前野菜いっぱいもらったなぁ、

あそこの子はアレルギーがあったっけ。

寒いこの時期、囲炉裏のある我が家では必然的にメインは鍋の出番が多くなる。

一番多いのはもつ鍋。お肉屋さんから買う、生のもつのおいしさったらありません。

しかしながら、毎回もつ鍋では自分が飽きる。キムチ、寄せ鍋、トムヤムクン風なんかもやってみたり。

昼に来るひとたちには鍋はさすがに、ね。

自家製鶏ハムでサンドイッチにしてみたり、親子丼にしてみたり。

とかなんとか言いながら終盤に差し掛かったとき、不意に

もうやりたくなーーーーーいっ

ごはん考えたくないーーーーっ

となってしまった。

ひとをもてなし続けることに自分のキャパがオーバーしてしまったらしい。

どうしよもなくやりたくないけど、約束は迫る。

どんよりと出迎える。

でもね、相手の顔を見たらこれ食べさせてあげたいなと力がわいて。

不思議だね。

結局はもてなしたくて、尽くしたくて仕方のない私である。

今日もまた、やだなぁと思いながらひとを出迎える。

だって、これが終わってしまったらまた山奥にぽつんとたたずむのだから。

Published inルルの日記