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まさか迷子になるとは

迷子って子供の時しかならないんだと思っていました。でも、大人になってからも迷子になる事はあるんですね。

引っ越してきたばかりの頃、前住んでいた所にはなかった牛丼屋さんがあると知って行ってみる事にしました。事前に道順は確認しておいたので、安心して出掛けたんです。行くときには確かにスムーズに行けましたし、牛丼も堪能しました。

さて、帰ろうと店を出ると、さっきまで通れた道に警備員さんの姿。「?」となっていると、警備員さんが申し訳なさそうに、工事の為に通行止めになった事を聞かされました。これはかなり困りました。だって、事前のシュミレーションでこの道しか知らないんですもの。でも、こういう時にスマホがあるんです。スマホの地図機能を使えばすぐに帰れる。そう思ってバッグの中を探ると、「ない」んです。そういえば、すぐに帰ってくるからとスマホは充電器に置いたままだったんです。

どうしょう。どうしょう。と、私は軽くパニックになってしまいました。警備員さんの所に戻って聞いてみようかと思ったのですが、なんだか恥ずかしくて、出来なかったんですよね。だって小さな子供ならまだしも、大人になって帰り道が分からないなんて。恥ずかしくて言えませんよ。

仕方なく自分で帰り道を探そうとしたんですが、私は自他共に認める方向音痴で、少しでも道が違うとそれだけでパニックになるんですよね。

私は仕方なくあてもなく歩き始めたんです。歩いていればいつかはつくだろうと楽観的に考えていました。ですが、歩いても歩いてもつかないんですよ。多分二時間ぐらいは歩いたと思うんですよね。

もうこれは誰かに聞くしかないかと覚悟を決めた時、不意にある事を思い出したんです。そうだ。駅からなら帰れるという事実に。なんて、無駄な時間をすごしたんでしょう。私は一気に力が抜けました。その後、駅までのバスに乗って無事に駅へと着きました。そして、そこから歩いて帰る事が出来ました。まさかこの年で迷子になるなんて。恥ずかしくて誰にも言えませんでした。

Published inルルの日記