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タクシーに乗ると思い出すこと

私は、やっと捕まえたタクシーにそそくさと乗り込みます。
「ひどい雨ですね。」と声をかけられドライバーを見ると気の優しそうなおじいさんでした。
「会社の飲み会で気は使うし遅くなるし雨は降るしで、もう大変でした。」と、私はついドライバーさんに愚痴を言ってしまいました。
結局家につくまでの間、私のやり場のない愚痴たちを全て吐き出させてもらいました。
そう言えば、私の父もタクシードライバーをやっているのです。元気にしているだろうか、最近実家には連絡もしていなかったことを思い出しました。
次の休みには実家に電話でもしてみるかと思いながら冷えた体をシャワーで温め、ベッドにもぐり込みます。
時計を見るともう日付が変わっていることに気付きます。
明日も仕事かと嫌な気分になりながら眠りに着きます。
その日の夢の中には、父の運転するタクシーに乗せてもらいはしゃいでいる幼い頃の私がいました。
久々に穏やかな気持ちで目覚めました。

Published inルルの日記